《注文住宅業者選びの前に知っておきたい》良い仕事をしてくれる大工さんの見分け方とは？
「ハウスメーカー」や「工務店」、「設計事務所」と注文住宅づくりを依頼できる業者はたくさんあります。これらの業者は家を建てようとしている施主と、実際に家を建てる作業を担う「大工さん」とのあいだを取り持つ役目を果たしているのです。
そのため、実際の家を建てる作業は建築作業のプロである大工さんが担当しますし、その「大工さんの仕事ぶり」によって家の仕上がり具合を大きく左右するといっても過言ではないのです。
そこで今回は、注文住宅を建てるときに「良い仕事をしてくれる大工さんの見分け方」に注目していくつかご紹介していきます。
目次
良い仕事をしてくれる大工さんの見分け方とは？
信頼できる業者に依頼できれば、自ずと信頼のおける大工さんに巡り合うことができそうですが、業者選びをする際には「どのような大工さんが担当をしていて」、「どのような家を建ててきたのか」といったことも事前に確認しておくと業者選びをするときのポイントになるでしょう。
見分け方① 新築を建てた経験が豊富な大工さんであるかを確認する
いくつかの業者に見積もりをしてもらうときに、建築工事を担当する「大工さんのこれまでの実績」や「新築の注文住宅を建てたことがあるかどうか」といった点を中心に質問してみるようにしましょう。
大工さんによってはリフォームや改築を中心に工事を請け負っているという人もいて、新築を建てた経験があまりないといった新人さんもいます。腕の良い大工さんほど経験が豊富で、ちょっと複雑で難しい注文住宅をいくつも建ててきたといった実績を持っているものです。
このことからも、複雑で個性的な注文住宅を建てる際には、新人の大工さんよりも、やはり実績が豊富で経験を積んできたベテランの大工さんにお願いできたほうが安心して任せることができるでしょう。
見分け方② 強みを持つ大工さんであるか
すでに土地も建物も用意されている建売住宅ではなく、ゼロから作り上げる注文住宅を建てるといった場合はかなり特別なこだわりを持たれている方が多いようです。
そのため、強いこだわりのあるマイホームを建てるためには施主と同じように、「強いこだわりを持って家を建てる大工さん」、そして得意な分野を持つなど「大きな強みを持った大工さん」にお願いできれば非常に心強いといえます。
見分け方③ 丁寧な仕事をする大工さん
自身の仕事に誇りと自信を持っている大工さんは「丁寧な仕事をする」ことを重視している人が多いようです。
住宅展示場を見学して細かな部分をいろいろと観察すると、それだけで大工さんの仕事に対する情熱を感じることができるでしょう。丁寧な仕事をする大工さんが建てた家は、階段や窓の縁などの細かい作業も非常に丁寧です。そのため、素人にも分かりそうな雑な接合部分や不自然なすき間があるような仕事をするなんてことはまずあり得ません。
見分け方④ 現場を大切にする大工さん
良い大工さんであるかを見分けるためには、一度実際の現場を見学させてもらうというのも一つです。現場を見てみると分かるのですが、良い大工さんに多い特徴として「現場を大切にする」といったことがあります。
現場を大切にするという意味は工事現場を常に整理整頓しながら作業をしているということであり、余計なゴミや邪魔になるような物は極力なくしていますし、仮設のトイレなども毎日きれいに掃除をしています。現場をきれいに使っている大工さんは、家の建築作業も非常に丁寧かつスムーズです。余計な動きがないことから納期をしっかり守るといったことも、良い大工さんの大きな特徴といえます。
まとめ
注文住宅を依頼しようかと検討している業者に、建築作業を行う「大工さん」について質問すると、「この依頼主は住宅についてよく知っている」といった印象を与えることができて、より一層業者も手を抜くことなく誠心誠意対応してくれるはずです。
施主が気になっていることにも何でも答えてくれて、常に真摯な態度で応じてくれる業者であればより信頼して作業をお願いできるはずです。
今回は「良い仕事をしてくれる大工さん」の特徴について注目してきましたが、注文住宅づくりに関係していること、そして気になることがあれば後になってから後悔することがないように納得いくまで事前によく確認しておくようにしましょう。