大満足の注文住宅を建てるために、なぜ「プランニング」の必要になるのか？
一生のうちで最も大きな買い物といわれる「マイホーム購入」ですが、家を建てるうえで必要となる予算や、思い描く間取りや設備などのイメージを施主様とご家族のあいだでしっかり話し合うこと、そして建築業者との打ち合わせを何度も行うことが必要不可欠な作業といえます。
そこで今回は、後悔のない大満足できる注文住宅を建てるために「プランニング」という作業がどれほど大切なことであるかを、プランニングの必要性をもとにいっしょに考えていきましょう！
目次
注文住宅のプランニングの必要性
注文住宅は、家を建てる人の好みに合わせた家づくりができる「自由度の高い」住宅です。
このような注文住宅の特徴を最大限に活かすためには、家づくりを始める前の「プランニング」という作業がとても重要になるのです。
マイホームのイメージを固めるために必要
失敗しないマイホームを建てるためには、「プランニング」という作業をどれだけ綿密に細かく追及できるかが大切なキーポイントになります。
注文住宅の新居を建てるにあたり、土地の購入や資金の確保など、さまざまな手続きが必要になりますよね。プランニングという作業は「資金面」に関しての計画もそうですが、そのほか「家族全員の希望や要望」などを明確にするためにも大事な時間です。
土地の購入や資金調達が無事に終えられたとしても、施工業者や建築家に建築の相談をしたときに施主やそのご家族のイメージや要望が明確になっていなければ、なかなか話しを進めることができないからです。
こういったときにプラニングをしっかり行うと、どういった家でどのような機能を兼ね揃えた家を作りたいのかといったことをしっかり頭の中でまとめることができるのです。
ライフスタイルや希望・要望を明確にするために必要
マイホームを建てるにあたり、家族全員の希望や要望は必ず話し合っておくようにしましょう！
家族一人一人に決まった生活リズムがあり、キッチンやお風呂場、リビングなどの間取りや仕様、設備、外観のデザインなど、それぞれの希望や要望をきちんとメモに書き出して。それらの意見を間取りなどに積極的に取り入れるための話し合いが大切になります。
家族全員の希望や要望が明確になっているだけで、施工業者との打ち合わせをスムーズに進めることができますし、希望や要望をヒアリングした施工業者が実際に図面を起こすことが容易になります。
注文住宅づくりにかかる期間は？
資金計画から土地の購入、施工会社との契約、プランニング、住宅ローンの手続き、施工、引越しなど、注文住宅を建てようと決めたときから新居に入居するまでには平均で「７カ月～10か月」かかるとされています。長いときには１年から２年以上かけて、注文住宅を完成させることもあります。
以下では、注文住宅づくりにかかる期間に関して注意しておきたいことを二つご紹介します。
時間に余裕をもってプランニングをする！
注文住宅の建築を依頼する施工業者の種類には、ハウスメーカーや工務店、設計事務所などがあります。
どういった業者に依頼するかによって、注文住宅が完成するまでの期間が大きく違ってきます。そのため、引き渡し時期を逆算して考えたうえで、施工業者にどのくらいの期間で完成させて欲しいかを伝えておくとプラニングがしやすくなります。
注文住宅を建てるにあたり事前に念入りなプランニングをするのですが、現在暮らしている場所からの引越しの日時がすでに決まっているようなケースでは、「時間に余裕をもってプランニングをする」ということに注意して計画的に作業を進めていきましょう。
施工業者との打ち合わせ回数に注意！
施工業者とは、注文住宅が完成するまでに５回以上は「打ち合わせ」をすると言われています。
打ち合わせをする期間は、「早いときで１か月」、「長いときだと６か月ほど」かかることもあります。間取りを決めるだけでも時間がかかりますし、そのほかの設備や仕様、外観などこだわりが強くなるほどさらに時間がかかります。
施工業者との打ち合わせ期間が長くかかる可能性も考慮すると、注文住宅づくりにかかる期間は多めに見積もっておくと安心です！
まとめ
注文住宅は自由度の高さが特徴であり、これが一番のメリットともいえます。これらの特徴を最大限に活かすためには、注文住宅を建てる建築主自身がきちんとプラニングをして効率よく計画を進めることが大切になります。
「あぁしておけば良かった・・・」、「甘く見積もって期間が全然足りなかった・・・」と後悔することがないようにするためには、施主自身を含め家族全員の希望や要望を明確にプラニングすることが大切です。そして、そのプラニングをもとに施工業者と力を合わせて作業を進めることが、大満足の注文住宅を建てるための第一歩になるのです。