注文住宅が自分に合った家を見極める！新築一戸建て住宅の主な種類について
家を建てることは一生に一度あるかないかの大きな決断です。そのため、自分や家族全員の希望を叶えることができる「夢のマイホーム」を建てたいというのが多くの方が望むことではないでしょうか。
これから家を建てようとするときに先ず考えること、それは「どのような種類の家を建てるか」ということです。ほかの家とは違う自分たちだけの特別な家を建てたいという方多いですが、目的や暮らし方によって最適な家の種類というのは個人差があります。
そこで今回は、これから家を建てようと計画している方にぜひ知っておいていただきたい「新築一戸建て住宅の主な種類」についてご紹介していきます。
新築一戸建ての主な種類について
新築一戸建てを購入するにあたり、よく耳にする言葉に「注文住宅」や「建売住宅」があります。これら二つの違いは何となく理解している方でも、このほかにも家の種類があることをご存じない方も多いかもしれません。
以下では、新築一戸建て住宅の主な種類についてご説明します。
タイプ（１）注文住宅
新築一戸建て住宅を購入する理由として、「個性的でこだわりの強い家を建てたい」といったときによく選ばれるのが「注文住宅」というタイプです。
注文住宅の特徴といえば間取りや設備、仕様などを施主の希望や要望に最大限汲み取って計画できる「自由度の高さ」です。何もない状態から家を一から作り上げる点でいえば、ほかの種類とは比べものにならないほど自由に計画を進められます。
注文住宅は間取りの取り方が複雑で特殊な設備を入れるといったこともあることから、ほかの種類の住宅にくらべて「建築費用が高くなること」、設計～建築～入居までに早くて半年、長いときには数年と、「全行程が完了するまでに長い期間を要する」ことがあります。家を建てるにあたり絶対に妥協できない設備や間取りがある方、そして個性的でこだわりの強い特別な家を持ちたいという方には注文住宅の家を建てるのがおすすめです。
タイプ（２）建売住宅
注文住宅とよく比較されるのが、「建売住宅」です。
文字通りすでに建てられた住宅を購入するタイプの新築一戸建て住宅です。ハウスメーカーや工務店などの業者によってすでに「間取りやデザイン、仕様、設備などが設定されて建てられることも多い」ため、注文住宅のような自由度はあまりありません。
建売住宅はすでに完成した家の内覧に参加し、実際に家の状態を確認したうえで購入を決めます。そのため、設計や工程などに関する担当者との打ち合わせが必要ないため、気に入れば「その場で即決して購入することも可能」です。家の購入に時間をかけたくない、なるべく早めに入居したいというときには建売住宅を選択するのがおすすめです。
タイプ（３）規格型住宅
「規格型住宅」は、建売住宅に近い方式で家を購入するタイプの住宅です。
規格型住宅を販売する会社が「すでに間取りやデザインを決めている」ので、これらの条件に関しては変更できません。間取りやデザインの変更が出来ない分、建売住宅のように「費用は比較的安く抑える」ことができます。
建売住宅と少し違うところは間取りやデザインなどの大きな変更はできませんが、内装のデザインを変更できるなど、「購入者の趣味や要望に合わせた細かなカスタマイズができる」ということです。
タイプ（４）セミオーダー型住宅
「セミオーダー型住宅」は、注文住宅や規格型住宅それぞれに似通った特徴をもつ住宅です。
注文住宅の自由度の高さまでは到達しませんが、規格型住宅よりは「カスタマイズできる種類」や、「希望や要望を反映しやすい」という特徴があります。
内装などの限られた部分しかカスタマイズできない規格型住宅にくらべると、「規格内であれば間取りや外観などの変更が可能」な点もセミオーダー住宅のメリットといえるでしょう。
注文住宅の自由設計のようにゼロから決めていきたいという方にとっては、色々と制限されるというデメリットがありますが、制限がある分費用を抑えられるなど、セミオーダー型住宅ならではのメリットも多くあります。
まとめ
「家を建てる」と一口で言っても、新居で生活を送るためにはさまざまな準備や計画、業者との打ち合わせ、建築工事、入居の準備、引越しなど、半年から数年のあいだにやらなくてはならないことが山ほどあります。
その中でも、「できるだけ早く新居に引っ越したい」、「とにかくこだわり抜いた家を建てたい」、「土地を含めて心機一転新しい生活を始めたい」など、ご家庭によって新築一戸建てを購入する理由はさまざまです。
こだわりが強ければ「注文住宅」が合っているともいえますが、そのほか工期を早めたい、費用を最低限に抑えたいなどの希望があるときには、注文住宅以外にもさまざまな家の種類があることを知っているだけでもさらに選択肢を広げることができるでしょう。