家づくり初心者の方必見の注文住宅の費用に関する豆知識
はじめて家づくりをする方、そして最初の家づくりが注文住宅であるという方にぜひ知っておいていただきたい「注文住宅の費用に関する豆知識」をご紹介します!
事前に知っておきたい「建物本体価格の内訳」とは?
注文住宅は、各家庭によりさまざまな趣向を取り入れた個性的な住宅が多いため「費用相場があまり当てになりません」。
そのため、どれくらいの費用がかかるかといったことは、注文住宅を取扱っているハウスメーカーや工務店、設計事務所といった業者に見積もりを依頼して大よその費用を算出してもらうことが大切なのです。
各業者に作成してもらった見積書の内容を確認するときに注意したいのが、以下でご紹介するような「価格の内訳」です。
費用の詳しい内訳をよく確認することで、「どの作業にどのくらいの費用が使われているのか」、そして「建物本体にかかる費用はどのような割合で決められているのか」といったことを施主自身も深く理解することができるようになります。
内訳① 注文住宅の建物本体にかかる価格
注文住宅を建てるにあたり、費用の大半が充てられている部分が「建物本体の価格」です。
建物本体とは、主に建物を支える基礎である土台や屋根、外壁、そして設計した間取りをもとに工事を進める内装などのことを指します。これらの建物本体にかかる価格は、全体費用の約7割~8割を占めているとされています。
内訳② 注文住宅の建物本体以外にかかる価格
注文住宅の建物本体にかかる価格は約7割~8割とされていますが、そのほかの部分に関しては「注文住宅の建物本体以外にかかる価格」といえます。
注文住宅の建物本体以外とは、主に「付帯工事費用」のことを指します。
付帯工事費用としては、建物を建設するための土地の地盤改良工事やエアコンなどの冷暖房の設置、外構工事、照明器具やカーテンなどの設置、庭の造園工事、特殊設備の設置、ガスや水道、電気の引き込み工事などに対しての費用のことです。
このような建物本体以外にかかる費用は、全体の費用に対して約2割~3割といわれています。
内訳③ その他の諸費用を忘れずに!
注文住宅の建物本体にかかる価格、そして、注文住宅の建物本体以外にかかる価格のほかに「その他諸費用」がかかることをお忘れなく。
その他の諸費用とは、家を建てるにあたり必要となるローンの手続きや手数料、火災保険や地震保険への加入、地鎮祭などの祭事費用、建設工事前後にかかる引越し費用、登記にかかる費用などのことを指します。
その他の諸費用にかかる価格は全体の費用に対して約1割とされているため、建物本体にかかる価格やそれ以外にかかる費用に加えて、若干の余裕を持たせた資金計画を立てることが大切です。
まとめ
複数の業者から注文住宅づくりにかかる費用コストに対する見積もりをしてもらうことができますが、そこでは今回ご紹介したような建物本体価格の内訳などについてもよく確認することが大切になります。
高額な費用がかかる注文住宅づくりですので、まずは基本となる見積書の内訳の見方を知り、その次により詳しく内訳の詳細を探るといった方法で費用が何にどのように使われているのかといったことを探るのも効果的な注文住宅づくりでは大切なことだといえるでしょう。