《注文住宅費用の基本》注文住宅にかかる費用が業者によって大きく異なる理由とは？

快適な暮らしを実現させるために、そして家族全員が幸せに笑って暮らせる住まいを建てるためには注文住宅にかかる費用に対しての綿密な「資金計画」を立てることが大切です。

あらかじめ計画していた予算と建築費用の差を最小限に抑えるためには、いくつかの注文住宅業者に見積もりを依頼して費用相場を確認したいところです。改めて資金計画を見直す必要があるかを判断することもできるでしょう。

しかし、ここでまず覚えておきたいことが「注文住宅にかかる費用が業者によって大きく異なる」ということなのです。

そこで今回は、注文住宅にかかる費用が業者によって大きく異なる理由や、注文住宅の費用を考えるうえで知っておきたい「坪単価」のことについてご紹介します。

 

注文住宅費用が業者によって大きく異なる理由は「坪単価」

強いこだわりを持って比較的自由度を求められるのが注文住宅の魅力です。

しかし、注文住宅の建築コストに関してはどこの業者に依頼するかによって費用が大きく異なります。費用が業者によって異なる大きな要因といえば、同じハウスメーカーや住宅メーカー、工務店同士であっても企業ごとに「坪単価の算出方法が異なるため」だといえるでしょう。

注文住宅を建てるにあたりどういった業者に依頼しようかと考えているときには、各業者の特徴や価格の違いなどを事前に把握することで、失敗のない業者選びをしていくことが大切になります。

以下では、ハウスメーカーの建築費用と工務店の建築費用に大きな違いが生じる主な要因である「坪単価」について見ていきます。

※坪単価とは、一坪に対してどのくらいの建築費用がかかるかを示した価格のことです。

 

 

ハウスメーカーと工務店の坪単価について

◎ハウスメーカーの坪単価相場

ハウスメーカーの標準的な坪単価は、「約70万円～80万円」とされています。

ハウスメーカーは安定したサービスを提供していることが大きな特徴であり、最大のメリットでもあります。大手ハウスメーカーになると宣伝広告や人件費などに費用の多くを費やしていることから、工務店などに比べると建築費用が高額になる傾向にあります。

 

◎工務店の坪単価相場

一方で、工務店の標準的な坪単価は「約45万円～50万円」とされています。

工務店の魅力は何よりも地域密着型であることや、ほかの業者に比べて建築費用が安く抑えられるということです。地域に根付いたサービスを展開していることから、その地域の気候や風土などをよく理解した業者が適切な間取りや設備などの提案をしてくれることも大きな魅力です。

 

 

注文住宅の費用は何度もシミュレーションを重ねよう！

注文住宅業者に見積もりの作成を依頼すると、数日ほどで簡単な見積書を受け取ることができます。作成してもらった見積書をもとに、家族の希望や要望、そしてこだわりを組み込むためにはどのくらいの費用がかかるか、といったことを大まかに把握することができます。

注文住宅における費用の見積もりは複数社に依頼することが基本であり、注文住宅にかかる費用を何度もシミュレーションすることでよりリアルな資金計画を立てることができるようになります。

しかし、ここで注意したいのが今回のテーマにもなっている「費用が業者によって大きく異なる」ということなのです。

注文住宅づくりはハウスメーカーや工務店、設計事務所などに依頼することができるのですが、以下でご紹介するような点が影響することにより費用相場にいろいろと違いが生じてくるのです。

 

 

---

まとめ

注文住宅を建てようと検討している方の中には、「とんでもなく高額な費用がかかってしまうのではないか・・・」と不安に感じている方も多いようです。しかし、家づくりに充てられる予算をきちんと明確にしておけば、その予算のなかで施工してもらえるハウスメーカーや工務店といった業者選びがしやすくなります。

今回ご紹介したように業者によって「坪単価」が異なることから、注文住宅づくりにかかる費用はどうしても大きく異なってきます。その違いをきちんと見極めるためには、複数社に見積もりを依頼することがとても大切なことであり、見積もりを確認しながら「できること」、「絶対に取り入れたいこだわり」などをさらに絞っていくことができるでしょう。