種類もいろいろ!注文住宅を建てるときに抑えておきたい「構造の種類」について
失敗のない注文住宅を建てるためには、注文住宅に関する基本情報や豊富な知識をできるだけ多く抑えることがとても重要なことです。
注文住宅の構造としては、以下でご紹介するような「木造住宅」をはじめ、「鉄骨住宅」や「鉄筋コンクリート住宅」などがあります。どの構造を選ぶかによって、その家がもつ特徴や性能、そして必要とされる費用などが大きく変わってきます。
どのような家を建てたいかをよく考えたうえで、理想の家に近づけるための正しい選択をしていきましょう。
目次
注文住宅の構造の種類とは?
注文住宅の構造を知るためにまず抑えておきたいのが、「木造住宅」や「鉄骨住宅」、「鉄筋コンクリート住宅」といった構造の種類です。
これらの構造に関する特徴や性能などをより多く抑えることで、家族みんなに合った快適な住まいづくりを進めいきましょう。
日本を代表する住宅構造「木造住宅」について
日本を代表する注文住宅の構造といえば、「木造住宅」です!
国内で用いられている一戸建て住宅のうち、7~8割は木造住宅だといわれるほどです。
木造住宅とは、その名のとおり「木材」で住宅の骨組みを構成している住宅です。自然素材を使っているので身体に優しく、木のぬくもりを感じられる温かみのある家を作ることができます。
木造住宅の特徴① 日本の四季に対応できる
木造住宅の大きな特徴は、一年を通して気候や温度の変化が起こる「日本の四季にうまく対応できる」ということです。
木造は吸湿性が高く結露がつきにくいほか、耐熱性が高く熱を伝えにくいというメリットがあります。このことから木造住宅は気候が移り変わっても、室内の温度や湿度を一定に保つことができるのです。
木造住宅の特徴② 建築費用が比較的安い
木造住宅は、ほかの注文住宅の構造に比べて「建築費用が比較的安い」という特徴があります。
初期費用が鉄骨住宅に比べると安く、完成後のメンテナンスや維持費も安く抑えることができます。新築一戸建て住宅を購入したいけれど予算に限りがあるというときには、木造住宅を選んだほうが結果的にたくさんのメリットを得られるはずです。
耐震性に優れた「鉄骨住宅」について
「鉄骨住宅」は、木造住宅と比較されることが多い構造ですが、文字とおり鉄骨で基盤や柱、梁、屋根などの骨組みがされている住宅です。
現在日本で建てられている住宅は木造住宅が一番多いのですが、その次に多いのが鉄骨住宅だといわれています。
鉄骨住宅の特徴① 耐震性に優れている
家を支える骨組みに鉄骨を使用していることから、「耐震性」に優れた住宅を建てられることが鉄骨住宅の大きな特徴です。鉄骨自体がすでに重い材質であるため、地震対策としては非常にレベルの高い構造をしています。
鉄骨住宅の特徴② 断熱対策が必要不可欠
鉄骨住宅の特徴の一つに、「断熱対策が必要不可欠」ということが挙げられます。
鉄骨住宅は熱伝導率が木造住宅よりも高いことから、断熱性能を確保しないと夏場は暑過ぎる、冬場は寒過ぎるといった状況に陥ることがあるのです。断熱性能を持たせる構造が別途必要になることから、木造住宅に比べると鉄骨住宅のほうが建築費用は高くなる傾向にあります。
開放的な空間を演出できる「鉄筋コンクリート住宅」について
「鉄筋コンクリート住宅」はRC住宅と呼ばれることもあります。
建物の構造上で必要とされる柱を必要としないので、家を支えているのは鉄筋コンクリートできた壁です。建物全体がコンクリートで固められていることから鉄骨住宅よりもさらに重い構造になります。
鉄筋コンクリート住宅の特徴① 耐久性・遮音性・耐震性に優れている
鉄筋コンクリート住宅は、「耐久性」や「遮音性」、「耐震性」に優れているという特徴があります。
材質が鉄筋とコンクリートであることから、サビが発生することに気をつけていれば耐久性に優れた家をつくることができるでしょう。
鉄筋コンクリート住宅の特徴② 開放的な空間を作ることができる
家を支える柱が必要ないことから、木造や鉄骨住宅よりも「開放的」で「自由な」空間を作ることができます。
耐震性を保つための柱や仕切りの壁を減らすことで、広いリビングやダイニング、そして寝室を演出できるのです。
まとめ
今回ご紹介した「注文住宅の構造の種類」は、家を購入するうえで必ず知っておきたい知識です。
どのような注文住宅を建てたいのか、間取りはどのくらい取ったら良いのか、そして家づくりにかけられる予算といったことを、さまざまな要素から総合的にバランスよく考えて最適な注文住宅の構造を選ぶようにしましょう!