核家族化が進んでいる現代では夫婦二人で暮らす家庭も珍しくないことから、「夫婦で快適に暮らすための注文住宅づくり」が注目を集めています。
そこで今回は、夫婦二人で快適に暮らすための住まいづくりをするまえに抑えておきたい「おすすめの間取りの取り方」についてご紹介します。
目次
夫婦二人で協力して家を建てることが大切
まず、夫婦で暮らす住まいだからこそ「夫婦二人で協力して家を建てる」ことが何よりも重要なことだといえるでしょう。
夫婦二人暮らしの場合は共働きであることが多いことから、夫、妻とどちらも対等な立場で間取りや仕様、設備などについてよく話し合うことが大切になります。
夫婦のどちらか一方だけの意見を通し過ぎたあまり、相手の意見がほとんど組み込まれず不満ばかりが残る住宅になってしまえば、後になって大きなトラブルに発展する可能性も否めません。
そのため、夫婦二人で家を建てる場合は「お互いに譲れない間取りや設備などをよく話し合い」、「どちらの意見を優先させるべきかを適切に判断」することが大事になります。
夫婦で暮らす快適な注文住宅の間取りの取り方とは?
夫婦で暮らす注文住宅を建てるときには、夫婦それぞれの意見を間取りに取り入れることが大切になります。以下のような間取りの取り方に注意して、二人とも大満足なマイホームを完成させてください。
■寝室を別にするという方法
夫婦二人で生活する家庭のなかには、「寝室を別にする」という方法を間取りに取り入れることがあります。
寝室が別々だから仲が悪いということではなく、「生活スタイルの違い」を最優先事項として間取りに取り入れたらこそ、このような方法を選択したということです。
仲の良い夫婦が寝室をいっしょにしたことで、些細な生活スタイルの違いからストレスになり、喧嘩が絶えなくなったということがあります。そのため、場合によっては寝室を別々にしたほうが、快適な暮らしができるといったこともあり得るのです。
■水周りは寝室の近くに置く
夫婦二人のために建てる注文住宅では、快適さや便利であることを重視して「水周りは夫婦の寝室近くに置く」という間取りにすることもポイントです。
水周りが寝室の近く、または寝室内にあることで生活動線を最小限に抑えることができるのが特徴です。子どもや親と一緒に暮らすのではなく、夫婦だけの住まいであればとことん快適さにこだわった利便性の高い住宅づくりをするのもおすすめです。
■プライベート空間を作る
夫婦二人での住まいづくりでは「プライベート空間を作る」ことが非常に重要なこととされています。すべての間取りを共有してしまうと一人の時間が欲しいと思ったときにも自分だけの居場所がないことから、かえってストレスが増えてしまうことがあるからです。
夫婦それぞれに自分だけの専用スペースを作ることにより、「ストレスのない自由な時間を過ごすことができる」ようになります。
プライベートな空間を作るときには、大きな壁を作るよりも簡易的な仕切りを付けたほうが広々とした空間を保つことができるうえ、将来的にリフォームや改築が必要になったときにもスムーズに対応することができるでしょう。
■使用頻度の高い人の使いやすさを重視する
夫婦でお互いの要望や希望を取り入れた注文住宅づくりをしますが、どうしようか迷った間取りや設備に関しては「使用頻度の高い人の使いやすさを重視する」ことが重要なポイントです。
たとえば、キッチンの高さなどの設定に関しては、夫婦のうち家事を多く担当する方の目線に合わせた仕様にするのがトラブルや問題が起きる可能性が少なくなりそうです。
まとめ
夫婦で快適な生活を送るためには、今回ご紹介したようなポイントを抑えて間取りの取り方を工夫することができます。お互いの主張や要望などに関して夫婦でよく話し合い、それらに優先順位をつけながら間取りに反映させるようにしましょう。