料理好きの方やインテリアにも強いこだわりを持ちたいといった方に人気のある収納に「パントリー」という収納庫があります。
食品などを収納できるパントリーは、日々の家事をしやすくするためにも効果があります。パントリーにはさまざまな種類がありますが、設置する種類によってメリットやデメリットになることがあります。それぞれの特徴をもとに慎重に検討して、快適で使いやすいキッチン周りを作るために効果の高いパントリーを選んでいきましょう。
目次
キッチン周りに効果的に設置したい「パントリー」とは？
「パントリー」とは、キッチンの後ろや横などの空いたスペースに配置してある保管庫のことです。
パントリーには食品をはじめ、飲み物などを収納することができます。そのため、週末に大量に購入してきた食材をまとめてすぐに保管できる便利な収納庫です。キッチン周りにパントリーを設置する際は、どのような目的でパントリーを設置するかによってパントリーの種類や間取りの取り方を工夫します。
パントリーのメリットについて
メリット（１）食品意外の物品も収納できる
パントリーの魅力は買ってきた食品を一度に収納できるという点はもちろんのこと、「食品以外の物品も収納できる」といったことにメリットがあります。
パントリーには基本的に食品を収納するのですが、使い方によっては棚に細かい調理器具や雑貨などを収納しておくこともできるため、食品庫であるという特徴と収納庫であるという特徴を同時に使うことができるのです。
メリット（２）キッチンをすっきりさせて作業はスムーズに進められる
パントリーを設置することで「キッチンをすっきりさせて作業はスムーズに進められる」快適なキッチンを作り出すことができます。
キッチン周りにパントリーを配置すれば、余計な物がキッチンに散らばるという状況を回避することができます。そのため、来客が多い家庭では家の中の物をできるだけ人に見られずに、すっきりと部屋の中を整理整頓したいというときにもパントリーは非常に効果的です。
パントリーのデメリットについて
デメリット（１）広くないと設置が難しい
パントリーに限らず、ほぼ全ての収納スペースでいえますが「広くないと設置が難しい」といったデメリットを覚えておきましょう。
食品をいつも多めに購入してくることから、パントリーを活用したいと思っていてもキッチンに充てられる広さが確保できなければ、効果的なパントリーを設置するのは難しいといえます。
せっかくパントリーを取り付けても、収納スペースが少な過ぎれば収納場所が不十分であることにストレスを感じるようになります。このようなことからも、パントリーを設置するまえには設置するための広さが十分にあるかをよく考慮したうえで、間取りの取り方を考えなければなりません。
パントリーを設置する際のポイント！
パントリーは食品を保管できる非常に便利な収納庫ですが、どのような形状のパントリーにするかによって性能が大きく異なります。
たとえば、収納スペースが多く取りたいという一心で棚の一段一段を深く取り過ぎれば、食品を深く押し込み過ぎて必要なときに必要なものが取りにくくなってしまうことがあります。そのため、便利で使いやすいパントリーにするためには極力「深さのある棚にはしない」ということがポイントです。
パントリーの使い方によっては「ドアを付ける」、または「付けない」といったように選択することができます。ドアを付けることで収納庫の中身が見えないようにして、キッチン周りをシンプルな状態に保つことができます。
もしドアは付けたくないといったときには、キッチンの横に「ウォークインできる奥行きのあるパントリー用の小部屋」を作ることができれば、ドアを付けなくても死角を作ることができます。ドアを開ける手間を省くことができることから、簡単に物を取りだせる便利なパントリーを設置することができます。
まとめ
便利で使いやすい「パントリー」をキッチンに設置すると、調理や家事をするうえでとても動きやすい環境を保つことができます。手の届くところに欲しい物があって、手の届く高さに必要な物があるということがパントリーを設置するときにはとくに重要になるポイントです。
注文住宅を建てると今回ご紹介したようなキッチン周りの収納庫にも強いこだわりを持って間取りに取り入れることができるようになります。失敗のない間取りを作るためには、それなりに知識や工夫が必要ですが、何度も検討を重ねることでより理想の家に近い大満足のマイホームを完成させることができるでしょう。